2025年07月17日
令和7年「THE GHOST MUSEUM」―幽霊博物館2025―
五感でつながる「THE GHOST MUSEUM」
この夏、死を見て、生にふれる。
令和7年8月29日(金)~8月31日(日)の3日間、毎年好評の「THE GHOST MUSEUM」を開催いたします。
令和7年8月2日更新
【割引チケット】プレミア公演の2公演確約観覧チケットを当日販売いたします。 (詳細はプレミア公演をご覧ください)
展示・公演内容
- 「亡女の片袖」、「九相詩絵巻」の特別展示
- 新たに大阪市指定文化財に登録された「請雨経曼荼羅」を特別設えで展示
- 日本四大美女幽霊「お岩・御露・お菊・豊志賀」パネル展示 【日本妖怪研究所所長 亀井澄夫監修】
- 旭堂みなみ(講談師)、満茶乃(かたりべ)、中沢龍心(琵琶弾き語り)による特別公演「幽霊寄席」
- みほとけ(お笑い芸人・お寺仏像研究家)によるプレミア公演
- 亀井澄夫(日本妖怪研究所所長)による日本四大美女幽霊にまつわる「怪談トーク」
日時
令和7年8月29日 (金) 午後3時~午後9時
令和7年8月30日 (土) 午前10時~午後9時
令和7年8月31日 (日) 午前10時~午後4時
場所
延喜殿1階
※西門から入り(墓地横) 北玄関が入場ゲートとなっています。
入場料
入場料は展示物と幽霊寄席(2回分)の鑑賞を含んでいます。
- 1,000円(当日販売)
※講談・かたりべ・琵琶弾き語りの演者をご覧いただけます。
※チケットは1日のみ有効
※3回目の幽霊寄席をご覧になる場合は、お手数をおかけしますが一度退場ゲートをくぐり、新たに入場料をご購入頂きます。
「幽霊寄席」 1回約30分 定員:各回先着70名
講談師 旭堂 みなみ(きょくどう みなみ)、かたりべ 満茶乃(まさの)、薩摩琵琶奏者 中沢龍心(なかざわりゅうしん)が伝える「片袖と絵画に込められた思い」を開催。
出演者
- 旭堂みなみ(きょくどうみなみ)【講談師】
元フリーアナウンサー。2009年に四代目旭堂南陵に入門。今回は「幽霊の片袖」を披露。亡女の逸話が心に迫る。情念と恐怖が交錯する語りにご注目。語りの力で、幽霊画の世界がより深く立ち上がります。
- 満茶乃(まさの)【かたりべ】
「憑依型」と評される語りと能楽に基づく発声で独自の世界を創出。古典をもとに台本・演出も手がけ、今回は幽霊画の逸話を情感豊かに語ります。怖さの裏にある人間味も子どもたちへ丁寧に届けます。
- 中沢龍心(なかざわりゅうしん)【薩摩琵琶奏者】
薩摩琵琶とエフェクターを融合させた独自の表現で壇ノ浦の悲劇を描く中沢龍心。伝統と現代音楽を行き来しながら、滅びの美しさを力強く奏でる。ヘヴィメタルやゲーム音楽の経験を活かし、実験的な弾き語りを追求する音楽家。本会場のBGMに曲目を採用。
公演スケジュール
※3人による特別公演は1回約30分で交互に出演予定です。
※3度目の鑑賞は固くお断りしております。3度目以降は一度会場を出て受付にて鑑賞チケットをお求めください。3度目以降も上記の入場料となります。
プレミア公演 みほとけ【お笑い芸人/お寺仏像研究家】
「THE GHOST MUSEUM」2025の公式アンバサダー、みほとけさんによるプレミアトークショー
みほとけ【お笑い芸人/お寺仏像研究家】
元アイドル&ミス鎌倉。“みほ”と“ほとけ”を合わせた「みほとけ」として、年間500寺を巡る。1万体以上の仏像に会いに行く仏像好き。本イベントでは2回のプレミアトークショーに出演。
みほとけ×満茶乃 トークショー「語りと祈りの”交わり“」
- 日時 令和7年8月30日(土) 午後1時~1時40分
異色の二人が出会い、語り合うテーマは「見えないもの」とどう向き合うか。古典と信仰を愛する二人が、心を通わせながらたどる対話の巡礼。
みほとけ×大念佛寺 トークショー「みほとけ、大念佛寺に聞く」
- 日時 令和7年8月30日(土) 午後3時20分~4時
大念佛寺900年に及ぶ悠久の歴史と、”声明”の世界の扉を開く聞き手はみほとけ。 「知る」ではなく「感じる」トークショーへ。あなたも耳をすませてみませんか?
料金 1公演 2,000円(当日販売) ※入場料とは別にお預かりいたします
【割引】2公演確約観覧チケット 3,000円 (当日販売)
みほとけ×満茶乃、みほとけ×大念佛寺の両方のトークショーを観覧できるチケットとなっています。
特別公演 「日本の四大美女幽霊」 亀井澄夫【日本妖怪研究所所長】
日本四大美女幽霊・お岩、お露、お菊・豊志賀を現地取材画像と共に紹介。有名絵師の幽霊画や黄表紙本も登場。怖さより楽しさあふれる怪談トークをお届けします!江戸の文化や当時の人々の感性にも深く触れられる内容です。
亀井澄夫【日本妖怪研究所所長】
- 日時 令和7年8月31日(日) 午後1時~2時30分
料金 500円(当日販売) ※入場料とは別にお預かりいたします
展示物
- 片袖縁起 一品 享保9年(1724) 絵:土佐光芳 詞:理豊女王(宝鏡寺宮徳厳尼)【実物展示 パネル展示】
- 亡女の片袖、香合 各一品 【実物展示】
- 幽霊画 十二品 作者不明【実物展示】
- 九相詩絵巻 九品 大永7年(1527) 【実物展示 パネル展示】
大阪市指定文化財登録 特別出展
- 請雨経曼荼羅 一品 室町時代 【実物展示 パネル展示 特別設え】 令和4年大阪市指定有形文化財登録
- 三千仏画像 三品 【パネル展示】
日本妖怪研究所所長 亀井澄夫監修 展示ブース
- 日本四大美女幽霊「お岩・御露・お菊・豊志賀」パネル展示
- 著名な絵師による幽霊画紹介ムービー
円山応挙、伊藤晴雨、河鍋暁斎、月岡芳年、柴田是真、中村芳中、松本楓湖、鰭崎英朋ほか、著名な絵師の幽霊画をご紹介。
「亡女の片袖」、「九相詩絵巻」の特別展示
今を去る400年前の幽霊伝説「片袖(かたそで)縁起(えんぎ)」。往生(おうじょう)できない女亡者(おんなもうじゃ)に出会う旅人がその幽霊から着物の片袖を渡され、同時に「ある頼みごと」を引き受ける。旅人はその「頼みごと」と片袖を手に大念佛寺へ訪れ、当時大念佛寺の主(あるじ)であった道和上人(どうわしょうにん)にそれらを託す。思いを酌(く)んだ道和が融通本尊(ゆうずうほんぞん)の阿弥陀如来(あみだにょらい)のご宝前で女亡者に対峙して両の手を合わせ、念仏を称(とな)えるとたちまち女亡者が極楽往生するという逸話。
今もその証拠の品「亡女の片袖」は実在している。
そして、往生されたいと引き寄せられてきた掛け軸は10幅を超える。「皿屋敷お菊亡霊図」「累(かさね)怨霊図(おんりょうず)」「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)怨霊図」など我が国の有名幽霊が参集。作者も来歴もわからない幽霊画であるが、成仏の場として大念佛寺を選び、宿ったと想像される。
そして今回の幽霊博にはあの人気アニメにもモチーフとされた絵画『九相詩(くそうし)絵巻(えまき)』が特別展示される。とにかく、インパクトの強い絵画、心して目にしていただきますよう。
新たに大阪市指定文化財に登録された「請雨経曼荼羅」を特別設えで展示
「請雨経曼荼羅」は、「請雨経法」として雨乞いの修法を行う際に用いられたもの。今回の展示物は多色塗りのもので非常に珍しく貴重なものとなります。
同時開催 うれしたのし祭り in 大念佛TERA’s(寺マルシェ)
- 開催日 8月30日(土)、8月31日(日)
- 場 所 延喜殿3階 ※西門から入り(墓地横) 北玄関が入場ゲートとなっています。
- 入場料 無料
「うれしたのし祭りin大念佛TERA’s(寺マルシェ)」は、8/30(土)・8/31(日)に大阪平野を中心とした地域の皆様と育む あったかバザール。
ハンドメイド雑貨や手づくりアクセサリー、手作りクッキーやパン・スイーツ軽食や、心も体もうれし!ネイル・リラクゼーションも開催。
お客様自身が参加して楽しむ各種ワークショップなども数多くご用意して御来山をお待ちしております。
周辺案内
催事中は周辺の駐車場が大変混み合いますので、公共交通機関をご利用ください。
※随時更新いたします