2025年04月11日
「令和の本堂大改修」今月の工事の様子【令和7年4月更新中】
本堂改修の様子を皆様に随時お届けいたします。
工事前の本堂内の様子はこちらで見ることが出来ます。[360°動画です]
【令和7年1月13日更新】
令和5年2月、本堂に祀られる本尊「十一尊天得阿弥陀如来」をはじめ諸仏、諸菩薩、諸尊は隣接する瑞祥閣(ずいしょうかく)へご遷座(せんざ)されました。現在はその瑞祥閣が仮本堂として皆様に参拝していただけます。
大改修真っただ中の本堂は足場と素屋根に覆われています。周囲からなかなか見ることの出来ない中の様子を皆様にお届けいたします。
それでは、中に入って約一世紀前の職人の遺構を感じましょう。
本堂銅板瓦の板金施工が最終局面
令和の本堂大改修の中でも最注目工事である銅板瓦設置工事がいよいよ終盤を迎えています。
東西の大屋根の他に、大棟の板金、妻部分の飾り金具が設えられ、今までの本堂とは違った威容を感じとれました。
破風飾り金物
妻部の破風に設えられた飾り金物。青に金色が映えて見えます。
妻の下部にも新調銅板を施工
蓑甲(みのこう)の造作
蓑甲は、入母屋屋根などの屋根端にあり、妻に向けて斜めに設えられた丸瓦が、美しい曲線を描いているのが特徴です。
箕甲という名称は、ふるいに使う竹で編んだ農具である「箕(み)」の甲部分に形が似ていることに由来しています。
隅棟 鬼の施工
隅棟の鬼は旧本堂の物に宗紋の「銀杏紋」を新しく施工しました。
正面階段の施工
正面の階段は一段につき一本ものの階段で横からスライドする形で施工されていました。
今後も随時更新いたします!