2024年11月18日
「令和の本堂大改修」今月の工事の様子 上棟式と新銅板葺き【11月更新中】
本堂改修の様子を皆様に随時お届けいたします。
工事前の本堂内の様子はこちらで見ることが出来ます。[360°動画です]
【11月18日更新】
令和5年2月、本堂に祀られる本尊「十一尊天得阿弥陀如来」をはじめ諸仏、諸菩薩、諸尊は隣接する瑞祥閣(ずいしょうかく)へご遷座(せんざ)されました。現在はその瑞祥閣が仮本堂として皆様に参拝していただけます。
大改修真っただ中の本堂は足場と素屋根に覆われています。周囲からなかなか見ることの出来ない中の様子を皆様にお届けいたします。
それでは、中に入って約一世紀前の職人の遺構を感じましょう。
10月17日に行われた本堂上棟式の様子です
「棟札」とよばれる札を納める上棟式が行われました。
本堂を取り囲む巨大な足場の上に祭壇が祀られ、屋根の上には棟札が安置されています。吉村管長猊下の導師のもと、ご本尊の御前にて表白文が読み上げられ、厳かに法要が執り行われました。
新しい棟札には建設の行われた年月日、また祈願文が記述されています。
中央には
奉 令和の本堂大改修 仏日増輝法輪常転
それをはさむように
天下和順日月清明風雨以時災厲不起
国豊民安兵戈無用崇徳興仁務修礼譲
他にも工事に携わった方々のお名前とともみ想いや願いも込められています。
その後は本堂内部の宮殿上へ納められました。
西面大屋根葺き替えの様子
裏面に相当する西方の大屋根の葺き替えには旧材を利用しながらの葺き替えが行われています。平瓦の部分には新材である煌びやかな銅板が葺かれました。
丸瓦に新銅板が葺かれると、一面が輝きだします。