2024年06月25日
「令和の本堂大改修」6月の工事の様子
本堂改修の様子を皆様に随時お届けいたします。
工事前の本堂内の様子はこちらで見ることが出来ます。[360°動画です]
【6月25日更新】
令和5年2月、本堂に祀られる本尊「十一尊天得阿弥陀如来」をはじめ諸仏、諸菩薩、諸尊は隣接する瑞祥閣(ずいしょうかく)へご遷座(せんざ)されました。現在はその瑞祥閣が仮本堂として皆様に参拝していただけます。
大改修真っただ中の本堂は足場と素屋根に覆われています。周囲からなかなか見ることの出来ない中の様子を皆様にお届けいたします。
それでは、中に入って約一世紀前の職人の遺構を感じましょう。
本堂正面中央の木階段は取り外されていますが、その基礎工事が行われています。
本堂正面に大きく張り出した大屋根を向拝(ごはい)といい、参拝者を迎える場所を指します。その向拝の下の基礎工事の様子です。基壇に関わる地盤改良が終わり埋め戻しが行われています。
その後は石階段を積むためのベースとなるコンクリートが敷かれました。
北面大屋根に葺かれた銅板平瓦。
北面には既存の緑青に覆われた平瓦と今回新調する銅板を用います。
軒瓦の下には剥がされた銅板が見えています。
破風(はふ)の上にある蓑甲(みのこ)瓦
蓑甲瓦は雨水を破風(はふ)側へと流す役割を果たします。大屋根の端にあらわれる曲面が美しいです。
その蓑甲瓦の木地となる半丸状の材木が取り付けられました。