大阪の宝を、日本の宝に。

「日本最古の念仏道場」「大阪府下最大の木造建築物」
その価値、意味を、「最響のつながり」で日本中に、次の世代に!

クラウドファンディング挑戦期間:2023年8月21日(月)~10月16日(月)まで

クラウドファンディング

平安時代後期の永久5年(1117)、聖徳太子のお告げを受けた良忍上人によって、大阪・平野の地で開かれた融通念佛宗。鎌倉時代に誕生する念仏信仰の先駆けとなった日本発祥最初の宗派として知られています。

「声明」の名手でもあった良忍上人の「融通念仏会」には多くの人が集い、鳥羽上皇はここを念仏勧進の根本道場と勅されます。「お念仏」を通じたご縁が全国に広がる起点、日本最古の念仏道場となる総本山大念佛寺の開創です。

大念佛寺の本堂は、色鮮やかな大屋根を冠する大阪府下最大規模の木造建築物です。平野を代表するシンボルとして檀信徒をはじめ多くの市民に親しまれ、大阪市指定文化財にもなっています。明治期の焼失後、伝統と近代の建築技術を融合して再建された本堂、その建築学的価値の高さは教育委員会の方からも評価をいただいております。

大念佛寺本堂外観

しかし、完成から約一世紀の間に生じてきた自然災害により損傷が散見されるようになりました。平成30年(2018)9月の台風21号の影響では数百枚の銅板が剥がれ落ちたことも受け、来る令和13年(2031)元祖大師900回御遠忌に先立ち、記念事業として本堂の屋根大改修を実施いたします。

大改修にかかる費用は巨額であり、すべてを檀信徒や自費で負担することが困難な状況にあります。また、将来、国の重要文化財指定を見据えて、多くの方々の想いと一緒に本事業に取り組んでいきたい、という思いからクラウドファンディングへの挑戦を決意いたしました。

私たちはこの機に、大阪市指定文化財でもある本堂を、日本の宝として次世代へと手渡したい。そして、“令和に再びの輝き”を持ったお堂から、自分と他人が美しく響きあう融通の世界、「相依り(あいより)相扶け(あいたすけ)合い」の心を、世界へ、未来社会に向けて発信する。それは、まさに今、地球社会が求めている、誰一人取り残さない「共生・共助」の精神。融通和合の心を伝え広げることは時代の要請、私たちの使命だと自覚しています。

この度の「令和の大改修」も、多くの皆様の篤いお心、お支えによって成就させることに大きな意味、意義があります。人と人、人と物、そのすべてが響き合う。この「最響のつながり」を広げて目標達成へ。

どうか皆様の篤いご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


大阪の宝を、日本の宝に。

現在、総本山大念佛寺を覆う巨大な素屋根が大阪平野区の空にそびえています。

大阪府下最大規模の建築物である現本堂は築80年を過ぎて、酸性雨や台風などの自然災害による劣化が進み、部材の対応年数超過による損傷も激しく、改修を余儀なくされました。加えて地盤対策、耐震、免震工事も併せて行うこととなり、多額の浄財が必要となっております。宗内の檀信徒を始め、有縁の皆様に浄財勧募をお願い致しておりますが、目標金額には至っておりません。

そこで、心ある方々に広く協力の呼びかけをしたいということで、今回のクラウドファンディングに思いを託すことにいたしました。将来、この本堂が日本の宝となって昭和の匠集団の技術を後世に伝えるためにも、ご協力をお願い申し上げます。

融通念佛宗 宗務総長
総本山大念佛寺 寺務総長
元祖大師900回御遠忌奉修局 事務局長

田中 瑞修